自動車税が増額されます!全部じゃなくて、自家用のガソリン車で新車登録後13年を経過した車、ディーゼル車で11年を経過した車が対象です。名目は新車登録からの年数が経ってる=環境性能が悪い=税金を上げるというスタンスです。
平成26年度まで10%だったのが、15%になるので今年の請求書が来た時ビックリする方も多いはずです。家の場合、2000ccのカルディナが一昨年から43,400円に上がってるので、平成27年度からさらに上がって45,400円になります。参っちゃいますね。
自動車税のグリーン化税制について
自動車税が加算されるのは自動車税のグリーン化税制の一端です。古い車の税金が高くなるだけでなく、環境に配慮した車は自動車税が安くなる制度です。概要は以下の通りです。
軽課(=税額が安くなる)
排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車について、初めて新規登録(以下「新車新規登録」といいます。)を受けた自動車の翌年度1年度間のみ、税率をおおむね75%または50%低く(軽課)する特例措置です。
重課(=税額が高くなる)
新車新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車について、税率をおおむね10%または15%高く(重課)する特例措置です。
重課される税額は以下の通りです。
排気量 | 標準税率 | 10%重課 平成26年度まで |
15%重課 平成27年度から |
75%軽課 | 15%重課との 差額 |
---|---|---|---|---|---|
1.0L以下 | 29,500 | 32,400 | 33,900 | 7,500 | 26,400 |
1.0L超~1.5L以下 | 34,500 | 37,900 | 39,600 | 9,000 | 30,600 |
1.5L超~2.0L以下 | 39,500 | 43,400 | 45,400 | 10,000 | 35,400 |
2.0L超~2.5L以下 | 45,000 | 49,500 | 51,750 | 11,500 | 40,250 |
2.5L超~3.0L以下 | 51,000 | 56,100 | 58,600 | 13,000 | 45,600 |
3.0L超~3.5L以下 | 58,000 | 63,800 | 66,700 | 14,500 | 52,200 |
3.5L超~4.0L以下 | 66,500 | 73,100 | 76,400 | 17,000 | 59,400 |
4.0L超~4.5L以下 | 76,500 | 84,100 | 87,900 | 19,500 | 68,400 |
4.5L超~6.0L以下 | 88,000 | 96,800 | 101,200 | 22,000 | 79,200 |
6.0L超 | 111,000 | 122,100 | 127,600 | 28,000 | 99,600 |
乗用で6000cc以上の75%軽課してもらえる車があるかどうか知りませんが、15%重課との差が99,600円にもなります。我が家の場合、カルディナを同じ排気量のエコカーに乗り換えれば、25,400円も安くなります。安くなるのは新車登録の翌年度のたった1年だけですけどね。
グリーン化税制=新車への買い替えを促す政策だけど
税制の名前はグリーン化となっていますが、新車の購入を促す政策なのは丸見えです。
2000ccの場合、標準税率との差額が5,900円です。5年乗ったとして227,000円になります。
仮定の話で、今年の4月に75%軽課されるエコカーを買ったとすると、1年目は月割りで標準税額の11か月分だから36,200円、翌年は75%軽減されて10,000円、その後3年は標準税額で39,500円ですから、合計164,700円です。
差額は62,300円になります。6万円では車は買えませんが、気にならない額ではありませんね。
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