新車を現金で買うと値引きを期待できるのか?

「現金一括で払うからもっと値引きして」という一言が効果的か否か、、、昔はその一言で値引きを引き出せたり、割引率が高かったりしたようですが、今のご時世はディーラーの勧めるディーラーローン(=クレジット払い)と比較して値引き額に関しては負けています。

そこには、値引きしてもらえない=ディーラーにとって現金払いのメリットが薄いんだという理由が見えてきます。その理由を理解せず、「現金一括が一番に決まってる!」とふんぞり返って値引きを要求するのは逆効果と言えます。

では、販売店側の視点に立って考えてみましょう。

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現金とディーラーローン どっちが販売店が儲かる?

ディーラーローンには販売店の手数料も入ってる!

販売店が値引きしてまで売りたいと考える場合、値引きの元になる利益があるはずです。現金一括では値引きできなくて、ディーラーローンなら値引きできるという裏には、ディーラーローンの方が販売店の利益が多いという事情があります。

その利益は、販売店が信販会社から受け取る手数料です。ディーラーローンの金利は安くても4%前後、高いと10%近くなります。この中には信販会社に入る分割手数料だけでなく、販売店が受け取る手数料も入っています。

ですから、営業マンは現金一括よりもディーラーローンを勧めるし、利益が大きいから値引きも期待できるという論理です。

値引きと金利(分割手数料)を天秤に掛けて最終判断を!

現金 イメージ

ここは、現金で買えるという前提での話ですが、、、値引きが金利(=分割手数料)を上まわらない限り、クレジット(=ディーラーローン)をあえて選ぶ理由はありません。

交渉の中で営業マンに「うちでローンを組んでもらったらもっと値引き出来ますよ」と言われたとします。そこは冷静になりましょう。目先の値引き額に踊らされて、最終的な支払額が多くなっては元も子もありませんからね。

途中までは「現金で買うから!」とは言わない

ここまで読んでもらえれば分かると思いますが、最初から「現金で買うから!」とは言わない方が良いことは分かりますよね?クレジットのつもりで値引き交渉を進めながら、最終的な潮時で「なんとか貯金で払えそうだから現金でお願いします。」と切り出すのがベターです。

くれぐれも木を見て森を見ずにならないようにしましょう。最大の値引き額を引き出すのが目的ではなく、最終的な支払額が少ない方が良いに決まってますからね。そこをお忘れなく。

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